毎回涙するNHKドラマ10「透明なゆりかご」レビュー(ネタバレあり)

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こんにちは、Kayです。

実は最近毎週見ているドラマがありまして。

今日はそのドラマのレビューをしたいと思います。

※一部ネタバレを含みますので、ご注意ください。

「透明なゆりかご」

普段あまり面白いと思うドラマが無い中、たまたま一話を見てとても良かったので、毎週見ることになったこちらのNHKのドラマ。

NHKドラマ10「透明なゆりかご」ホームページ

ある町の小さな産婦人科、「由比産婦人科」でおこる様々な出来事を通して”命”の大切さを考えることが出来るドラマです。

ドラマのクレジットにも出ますが、沖田×華作の漫画「透明なゆりかご 産婦人科医院 看護師見習い日記」を基にしています。

漫画自体は今(2018年8月現在)で7巻まで出ているようで、とても評価の高い作品になっています。
原作の作者の方は主人公と同じように、高校時代に実際に産婦人科で見習い看護師をされていたようで、その経験からこの物語が生まれているそうです。実際の経験を基にしているからこそ、ここまで人に響くんですね。

最初”命”に関わる話と聞いて、私が苦手なお涙頂戴ものかと一瞬思ったのですが、全然違いました。

ちょっと間違えるとちんけな物語になりそうなところを、この「透明なゆりかご」はリアルかつすごく丁寧に描いていて、それぞれの登場人物の感情がダイレクトに伝わってきます。

ドラマを彩るキャストたち

私がこのドラマを見ていてとても良いなと思ったのがまずキャストの皆さん。
特にメインの登場人物となる人たちは人間味が溢れて、嘘くさくない自然な演技が本当に素晴らしいと思いました。

主人公アオイちゃんを演じるのは清原果耶(きよはら かや)

正直全然知らなかった女優さんなのですが、こちらもNHKの連続テレビ小説「あさが来た」で女優デビューされた方なのだとか。

この「透明なゆりかご」が主演としては初めて。まだ若いのにすごいなあ。

女優としてまだ経験が浅いからこそあのかわいらしくて少し不器用な愛らしいアオイのキャラが出せるのだと思います。

「由比産婦人科」の院長先生を演じるのは今をときめく売れっ子俳優、瀬戸康史(せと こうじ)

最近CMなんかにも引っ張りだこですね。どちらかというと可愛い感じのイメージでしたがこのドラマでは非常に落ち着いた役で、色んな事情を抱える妊婦さんと一生懸命に向き合う院長先生を演じています。

こんな院長先生がいたら妊婦さんが殺到しそう(笑)

産婦人科の先輩看護師役は水川(みずかわ)あさみ

とにかく看護師役めちゃくちゃ似合ってます。美人、文句なし!

一見ちょっとキツい人なのかなと思いきや、とても優しい人なのが伝わってくる役です。

妊婦さんのお世話をしながら、自分自身も妊娠のことで色々と考えるところがある女性をうまく演じていると思います。

看護師長役は原田美枝子(はらだ みえこ)

原田さん演じるこの榊看護師長、何があっても冷静で、大学病院から一緒の由比先生のことも導いてくれる、そんな素敵な人です。こんな上司の下で働きたいですね〜。

そして毎回出演する訳ではありませんが、誰この俳優さん!と思った方がお一人いらっしゃいました。

出産後に亡くなってしまう妊婦さんの夫、町田陽介役の葉山奨之(はやま しょうの)

年上の奥さんの真知子さんをまーちゃん、まーちゃんと呼んで、いつもちょっと抜けてる感じの役なのですが、子供が産まれ、真知子さんが亡くなった時の悲しさや辛さが痛い程伝わってくる演技をされていました。見た目もイケメン!

この人がまさかあの映画「渇き。」の金髪ヤンキーとは想像もつかない。。。

第6話までのお話

このドラマには毎回色んな事情を抱えた妊婦さんが出て来ます。今までのエピソードをちらっとご紹介。(ネタバレ含む)

第1回「命のかけら」

アオイが初めて出会った妊婦さんは不倫相手との子供を妊娠した訳ありの女性。アオイは彼女の中に母性が生まれたと思っていましたが、退院後にその赤ちゃんが授乳中に窒息して亡くなったという話を聞いてショックを受けます。事故ではなく虐待かもしれない、とも聞きながら、赤ちゃんがお母さんの愛情を一杯受けて亡くなったと信じたいアオイ。

見習い看護師として中絶にも出産にも立ち会って、消えていく命、生まれる命、”命”って一体何なんだろうとアオイは考えます。

第2回「母性ってなに」

アオイが産婦人科の前に捨てられている赤ちゃんを見つけ、”しずか”ちゃんと名付けて大事に大事にお世話をするように。するとある日赤ん坊の母親である高校生とそのご家族が来院。母親はお風呂場で子供を産み、その後すぐ、バレないよう家から離れた由比産婦人科まで自転車で来て子供を置いていったのでした。無責任な人だという思いと、動ける体ではないのに必死に赤ちゃんを産婦人科まで連れて来た行動に、何かを感じるアオイ。

そしてもう一人、妊娠したことで持病が悪化する恐れがあるものの、出産を決意した妊婦さんの姿も感動を誘います。

第3回「不機嫌な妊婦」

アオイが苦手な超怖い妊婦さん。アオイの大丈夫ですよ、という言葉に、”何が大丈夫なの?根拠はあるの!?”と激怒したり、アオイのミスに、”あんたは看護師向いてない。”と言い放ちます。それも実は旦那さんが盲腸の手術で合併症を引き起こして意識不明の状態だったからでした。どこにぶつけて良いか分からない怒りと悲しみ。意識不明の人には声は届かない、という事実を知りながら、産まれた赤ちゃんを旦那さんの側に寄り添わせ声をかける田畑さんの演技は涙無しでは見られませんでした。

第4回「産科危機」

いつも笑顔で優しい真知子さんの出産の日、何の問題もなく女の子が産まれましたが、その後真知子さんの体調が一変。総合病院に搬送された後、真知子さんは亡くなってしまいます。由比先生も病院側も、最善の方法を取ったにも関わらず防げなかった母体死亡という悲しい現実。由比先生に摑みかかる演技や、妻であるまーちゃんを失い厳しい子育てに命を経とうとする演技、夫役の葉山さんが本当に素晴らしかったです。

第5回「14歳の妊娠」

大学病院の頃の由比先生と榊看護師長の思い出と、現代の時間が交差して進んでいく回です。大学病院で由比先生が担当したのは14歳の妊婦、真理。世間を知らず、騙して来た男を信じていたものの裏切られ、それでも赤ちゃんを産みたいと主張する娘と、中絶を勧める両親。遂に母親は娘の自立を信じ、産みたいという決断を後押しすることに。

一方現代では由比産婦人科に向かうアオイに付いてくる小学生の男の子と、駅から由比産婦人科を目指すスーツ姿の若い女性の姿が。

14歳の真理は無事に出産しますが、後日母親が亡くなってしまいます。自分が母を殺したんだと涙し、散らかった部屋でママ、もう無理だよと涙する真理。その時、”今度は真理がママになるんだからね。”という母親の言葉を思い出し、我が子を育てていく覚悟を決めます。

そして由比産婦人科に現れた女性は立派に母親として成長した女性は、小学生になった息子と一緒に由比先生にお礼を言いに来た真理でした。

第6回「いつか望んだとき」

一見不良のハルミと一緒に山奥の古いお家にたどり着いたアオイ。その場所は看板さえ出ていないものの、中絶手術を格安でやってくれる老夫婦の家でした。最初は産めもしないのに無責任な!とハルミを怒っていたアオイでしたが、中学生の時に悪い人たちにひどいことをされたにも関わらず、母親に冷たい態度を取られた辛い過去を知り、同い年のハルミに寄り添います。

そしてその老父婦もまた、過去に中絶出来ず自ら命を絶ってしまった女学生のことを思いながら色んな事情を抱えてやってくる人たちの診療を続けるのでした。

病院では、やっと子供が出来たのにお腹の中で赤ちゃんが育たなくなってしまったことに絶望する夫婦の姿が。不妊には夫の方に原因があったり、姑や世間のプレッシャーもあり、本当に子供が欲しいのか分からなくなる女性。一時は離婚になるかと思われましたが、女性は夫婦そして自分のことを見つめ直し、また子供を迎えられるよう手術を決意します。

まだ見ていない方は今からでも!

既に6話まで放送されていますが、基本的に毎回話はある程度独立しているので次回からの視聴でも問題ありません。

どうしても最初から見たい!という方はNHKオンデマンドからご覧ください。(有料)

逃げたくなるような辛い現実があることと同時に、”命”の誕生の素晴らしさを教えてくれるオススメのドラマです。

(一部不安を煽る可能性があるので、妊婦さんは見ない方が良いかもしれません。)

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